通常虫歯になった部分は、大きく削り取って被せ物をする、という治療が一般的です。
また、歯の神経にまで達してしまった虫歯や歯の神経の近くまで進行している虫歯は、
歯の神経を抜いてしまう、という治療が一般的です。
吉本歯科医院では、おそらく多くの日本人が受けてこられた保険の歯科治療とは考え方や方法が根本的に発想から違う治療を行なっております。
虫歯や歯周病の原因は細菌だけではありません。
そして最大の原因である細菌は感染症です。
感染症のもととなる細菌を、ごくわずかな薬剤(抗菌薬,抗生物質)を塗布し
仮封鎖をしていくことで痛みの原因となる細菌そのものを死滅させます。
従来型の虫歯治療、歯の神経治療が、悪い部分をすべて根こそぎ削り取って除去してしまいしょう、
という外科的な考え方だとしたならば吉本歯科医院の虫歯治療、歯の神経治療は、
痛みの原因となっている細菌そのものを抗菌薬で死滅させることで歯の修復を図りましょうという
内科的発想だと、お考え下さい。
Contents
1)何度も虫歯が再発する理由をご存知ですか?
あなたは、ご存知でしょうか?
現在の歯科治療の7割は、あなたが過去に受けた治療の再治療であるという事実を。つまり、虫歯が何度も同じ歯で再発しているという事実を。
虫歯の原因は「許容を超える力(噛み合わせ異常)」と「細菌」です。
再発するのが当たり前というのが今の現状です。
削っては詰めて削っては詰めての虫歯治療を繰り返しその結果、歯の神経を取らないといけなくなったり、歯を抜かないといけなくなったり、歯を失わせてしまうことになっているのです。
歯を削るから歯が弱くなり、削るたびに歯の神経に近くなり、歯の神経が痛くなれば、歯の神経を取らないといけない、ということになるのです。
これは現在日本で行なわれている一般的な歯科治療ではありますが、吉本歯科医院ではこのような方法を行なっておりません。
吉本歯科医院では、通常歯の神経を取らないといけないと診断された深い虫歯でも薬液による消毒後、特殊な薬剤(抗菌薬,抗生物質)を塗布し、閉鎖をすることで細菌を激減させます。
痛みの原因は細菌による歯の神経への刺激ですので、細菌を一気に減らすことで痛みはおさまっていきます。
歯の神経を取ってしまうと、歯の強度は10分の1にまで落ちます。
いわば枯れ木の状態です。
消毒を繰り返し、細菌が死滅した状態で、吉本歯科医院の特殊接着技術により完全封鎖を行ないます。
完全封鎖を行なうことにより、細菌の再侵入を防ぎ虫歯の再発を予防します。
完全封鎖を行なう際の詰め物、被せ物は自由診療の素材よりお選び頂きます。
残念ながら保険治療で認められている保険の詰め物、被せ物の素材には細菌の再侵入を防ぐ封鎖性のある素材はなく、口の中に入れて7時間もたつと腐蝕をはじめる金属ですので吉本歯科医院では、おすすめはしておりません。
「虫歯部分から完全に細菌を死滅させた直後、リン酸や次亜塩素酸にて表面処理をほどこし、特殊接着技術により完全封鎖を行なう」この工程を確実に行なうことにより細菌の再侵入を防ぎ虫歯の再発が起こらないようにすることができるのです。
許容を超える力(噛み合わせ異常)がかかっている場合には、歯そのものが破壊されていきますので全体的なバランスの治療が必要になるます。
治療期間と回数はかかりますが、その価値がわかる方々が遠方からもお越しいただいております。
2)虫歯治療や歯の神経治療(根管治療)ってどこでしても、同じなんですか?
A:違います。
歯科医師によって治療に対する考え方、治療に使う素材、薬剤、そして技術も違います。
まずは、それをご理解下さい。
虫歯で歯に穴が開く原因は2つあります。
1.「バイキン」
2.「過剰な力」
です。 1.の場合は、歯に「バイキン」がくっつき、そして歯を溶かし、その結果、虫歯になってしまうわけです。
2.に関しては、過剰な負荷がかかることにより歯が折れたり、ひびが入ったりします。
→「過剰な力」については、歯科治療成功の条件は噛み合わせをご覧下さい。
虫歯を治療した部分、つまり「削って詰めた部分」がまた何度も虫歯になるということを経験された方は多くいらっしゃると思います。
その理由をお話しますね。
虫歯の原因の多くは、「バイキン」です。
そして虫歯になった部分を大きく削って「虫歯部分」を取り除きました。
次に、削った部分を型取りして、そこに詰め物で外形を整えました。
このプロセスの中に、「何度も同じ部分が虫歯になる」原因があるのです。

これはある患者さんのお口の中の唾液をほんの少しとって歯科用の顕微鏡で撮影したものです。 なんと何十億何百億単位で数え切れないほど、お口の中にはバイキンが存在しているのです。
虫歯部分だけでなく、お口全体にうようよとバイ菌が存在するわけです。 ですので、歯を削った後、その後の治療が実はとても大事なのです。
3)吉本歯科医院で行なう「なるべく削らない薬で治す虫歯治療」
治療日1回目
1.歯の神経が生きていることを確認します。
2.確認できた歯は麻酔をします。
3.ごく微量削ります。
4.抗菌薬,抗生物質等の薬剤を塗りこみます。
5.仮の蓋(ふた)をします。
吉本歯科医院の治療の特徴(1)
虫歯部分であっても削り取るのではなく可能な限り虫歯部分の歯を残します。
このことによって歯の神経を取らなくて済むことが多くなります。
吉本歯科医院の治療の特徴(2)
仮の蓋(ふた)は、長期間にわたって噛む力に耐えられる材質ではないので丈夫な材質に治療3回目の段階で置き換えます。
一般的な医院さんではこの仮の蓋(ふた)が最終的な被せ物となります。
治療日2回目
1.歯の神経が生きていることを毎回確認します。
2.確認できた歯は麻酔をします。
3.詰め物ができる形に歯の形態を整えます。
4.削った部分の型取りをします。
5.抗菌薬,抗生物質等の薬剤を塗りこみます。
6.仮の蓋(ふた)をします。
治療日3回目
1.歯の神経が生きていることを毎回確認します。
2.確認できた歯は麻酔をします。
3.歯科技工士が作製した詰め物を調整します。
4.表面処理を行います(15分)
5.詰め物、被せ物をかぶせます。
吉本歯科医院の治療の特徴(3)
削った部分の歯の表面を薬剤処理し、接着歯科治療認定医の特殊接着技術により詰め物を調整している時に侵入してきたバイキンの殺菌、治療した部分にバイキンを入り込ませにくいようにするのがこの接着技術です。
どんなにいい素材でかぶせ物をしても、接着技術なくしては、必ず同じ症状が短期間に内部で起こってしまいます。 数年後にまた再発を繰り返す原因を起こさないことが非常に重要です。 「接着」という聞きなれない言葉ですが、歯科治療の成功の鍵を握っている技術であることをご理解いただければ幸いです。
吉本歯科医院の治療の特徴(4)
素材の良いものを選び(金属アレルギーに対応、強度があるもの)で被せ物をします。
治療日4回目
1.周囲に漏れている接着材を除去します。
2.終了
なぜ最終回に除去するのかというと、接着材が硬化するのには約一週間を要します。
詰め物をかぶせた日に接着材を完全に除去してしまうと接着の層が壊れてしまいバイキンの再侵入を引き起こしてしまうためです。
極めて小さい虫歯治療の場合は1回の治療でも終了しますが、歯の神経に近い部分の虫歯の治療の場合は回数をわけて行います。
回数を少なくするために、仮の蓋(ふた)を最終的な詰め物として治療を終了される医院さんも多いのですがそのことにより起こる弊害は下記の通りです。
・噛み合わせが狂う
・バイキンが再侵入し、虫歯の再発が繰り返される
上記の吉本歯科医院の治療の特徴(1)~(4)が、吉本歯科医院と一般的な歯科医院との大きな違いです。
ですので、治療期間も、通っていただく回数も一般的な歯医者さんよりは、長くかかります。
しかし、この工程のどこかひとつでも不十分であれば、必ず虫歯は同じ場所から再発します。
あなたは、ご存知でしょうか?
現在の歯科治療の7割は、あなたが過去に受けた治療の再治療であるという事実を。
虫歯の原因は「バイキン」ですので、詰め物と歯との間にバイキンが入り込んでいる状態・隙間があいている状態では将来必ず、何らかのトラブルを引き起こしてしまうのです。
吉本歯科医院へはじめてお越しになられた患者さまは、虫歯治療のその工程の違いにまず驚かれます。
「こんな治療は今までどこでも受けたことがなかった」
「なぜ、こんなに違うのですか?」
「たかが、虫歯の治療にこんなに時間がかかったのははじめてだ」
ほとんどの患者さまがそうおっしゃいます。
恐らく歯の表面処理にここまでの工程をかけている歯科医院は全国でも数えるほどだと思います。
私は、基本的には「歯をできるだけ削らない治療」を行っています。
虫歯が進行し、やむを得ず削る場合でも通常の削る量よりも大幅に削る量を少なくし、患者さんご自身の歯を残します。
4)特殊接着技術を用いた噛み合わせ専門医が行なう再発を起こさない虫歯治療、歯の根っこ治療(根管治療)

従来型の一般的な歯医者さんでの虫歯治療のイメージをお持ちになり吉本歯科医院に起こしになられた患者さんはその工程の違いに驚かれます。
治療をお受けになる患者さんは、診療台に座り、イスを倒し、治療がはじまってしまえば口の中で何が起こっているのか、知るよしもありません。
・痛い ・しみる ・にがい ・すっぱい ・しょっぱい ・振動が響く
など、口の中の感覚を頼りに何が起こっているのかを想像するのみ、です。
わかりやすい例でお話します。
例えば虫歯治療です。
私の医院の虫歯治療は通常の医院さんで行なっている虫歯治療よりも
時間も費用も通院回数もかかります。
それでもご遠方からでもお越しになり、多くの患者さんにご支持し続けていただけているという理由のひとつが
「虫歯が再発を起こしにくいから」ということが上げられます。
みなさん虫歯治療を思い出して下さい。
虫歯治療をした時のことを。
通常は虫歯になり、歯科医院で治療する際に、まずは虫歯部分を大きく削ります。
次に、削った部分にふたをするためにかぶせ物(補綴物)や詰め物をします。
これで治療は終了です。
しかし、このプロセスの中に
■虫歯の再発
■治療したのにさらに悪くなっていく
原因があるのです。
吉本歯科医院で常に行なっている特殊接着技術についてお話します。
吉本歯科医院で治療をされた患者のみなさまは、
今一度お口の中を鏡でご覧頂き「ああ、私のこの歯はこうやって治療したんだな」と
その治療工程を改めて知って頂ければ幸いです。
多くの方は
この治療をなんのためにやっているのか?
今、自分自身が受けている治療のレベルがどの程度のものなのか?
という意味がわからなければ、不安になります。
今、やっている工程が、「一体何のために、必要なのか」がきちんと頭で理解することができた時、
はじめて納得し安心します。
どうぞ知って下さいね。
ただ単に、時間がかかっているだけでは、ないのです。
その治療を行うには、治療に必要な時間と治療と治療との間隔がどうしても必要なのです。
私の医院では例えば虫歯治療で削った部分に新しい被せ物を被せる時や詰め物を入れる時に、
特殊な接着技術を用いております。
そして歯の被せ物を行なう前に 歯の削った表面を薬剤にて徹底的に消毒します。
その後、特殊な接着技術により、完全に封鎖させるのです。
この接着技術は吉本歯科医院のあらゆる治療に使われております。
また言い換えればこの接着技術があるからこそ、他医院では 決して治らない症例に対しても良い結果を出していけている、と言えます。
■抜かないといけないと診断された神経も残すことができた
■抜かないといけないと診断された歯でも抜かずに治療することができた
■何度も同じところが虫歯になっていたが、治療後ピタリ再発が起こらなくなった
これらの事例が成功するには「そうなるべくして治療をしている」から、なのです。
治療が失敗するにも原因があるように、成功するのも理由があるのです。